初めて溶接機を購入しました
100V・200V兼用の半自動溶接機です
購入理由は鉄筋の土台を支える補助を作る事です
早速ご紹介
といきたいところですが今回は気をつけたいことを書いておこうと思います
長いです(笑)
溶接した画像 汚くて申し訳ないです
100V 200V兼用 半自動溶接機の購入時に気をつけて欲しいこと
前回紹介したANDELIの溶接面と半自動溶接機は同時購入しました
購入したのは2023年10月です
溶接機の方はちょっと紹介が遅れています
遅れてる理由は単純に言うと紹介していいのかどうか迷っているからです(笑)
これは私からのお願いです
私と同じ溶接初心者の方は是非とも読んでおいて下さい
私が購入した製品が良いとか悪いとかではありません
単純に私が溶接の事を知らなさ過ぎたと言うことです(笑)
100V 200V兼用の半自動溶接機を購入する場合に参考になれば幸いです
溶接について素人と言っても2パターンあると思います
- 溶接業務に携わることになった方(溶接の実務経験がない方)
想像です(笑) 環境は溶接に適していると思います - 溶接について無縁の方(溶接の知識無しの方)
自分の家で溶接を考えているのでは?と思います
ちなみに私の溶接の知識です
溶接棒ってなあに?
これは昔知り合いに車の修理で溶接してもらった時に初めて知りました(笑)
アーク溶接するには溶接棒が必要になります
私はガスの火で溶かして溶接すると思ってました (映画で扉をこじ開けるシーン等を見て)
理由は知りませんが火花を直接見てはいけない その程度の知識です (^_^;)
無知って怖いですよ~(笑)
あなたのお家の電力は大丈夫ですか?
家で溶接機を100Vで使う場合はコンセントから電気を引きますよね
通常 家庭のコンセントの容量は15Aです 多くの家庭がそうだと思います
延長コードを使うときなど1500wまでとか1200wまでとかありますよね
電気ストーブをつけて1200wのドライヤーを同じコンセントから使うとブレーカーが落ちますよね
溶接機を使う場合も同じです
電気ストーブなどをつけて溶接するとブレーカーが落ちます
溶接機だけでも落ちることがあります(私の場合です)
使うときは他の電気は同時使用しないなど出来るだけ専用に電気を使うことになると思います
もうちょっと付け足ししますね
「この部屋は電気使ってないからここのコンセントから電気を取ろう」
と思ってもすぐブレーカーが落ちることがあります なぜでしょうか?
電気は総合的に考えられて配分・配線されているそうです その部屋では電気を使っていなくても別の部屋のコンセントと繋がっていて誰かがドライヤー等を使っているかもしれません
例えば Aの部屋の東側コンセントとBの部屋の東側コンセントが同じブレーカーAに繋がっていればそうなります 電気が偏らないようバランス良く考えられています
実際に子ブレーカーを1つずつ落としてみて どの部屋の照明が点くのか・どのコンセントに電気が来ているのか試して見るとわかります
溶接機の性能なども注意が必要です 特に海外製品(外国は200Vが多いのかな?)
定格入力電流などよ~く見ましょう
例えば100V/200V兼用溶接機で定格入力 24Aと書かれていた場合です
24Aでしたら100Vの15Aでは最大使用時にブレーカーが落ちてしまいます
200Vなら半分の12Aになり使うことが出来ます
日本製の場合はデータが日本に合わせて書かれているのですぐ分かりますが
海外製の場合は日本には合わせて書かれていないかもしれません
計算してみないとわからない場合もあります
実際に使ってみると100Vでは自分の溶接したい厚さの物に溶接できなかった・作動しなかった等にならないように注意が必要です
調整ダイヤルがある場合は取扱説明書を見て適正値に合わせましょう
販売サイトでは定格入力電流など細かいところまで表示されていない場合もあります
私のがそうでした
長くなるので詳しいことは割愛しますが
オームの法則等々わけわかんないってことになるかもしれません(私がそうでした 笑)
場合によっては
家の電気を200Vにしたり・アンペア数を変更したり・アースを設置したり・・・等々
色々なことが絡んできます
私の場合です
100Vで使う為に取り敢えずφ2.0の溶接棒を同時購入しました
2.0とか1.6とか何のこと?って感じでしたが安くてお得なのを購入しました
この時の売れ筋 1位(ベストセラー)がφ1.6か1.4だったと思います(時期によります)
売れているのをマネして購入しようとした時にφ2.0の量の多さに気付きました
価格差があまりなかったのでお得だと思いφ2.0の方を購入しました
単にケチっただけですが(笑)
φ1.6とか1.4が何故売れていたのか後で知ることになります (^_^;)
私が購入したのはこちらのφ2.0mm 定番のベストセラー商品です
私が購入した溶接機の電源コードは100V仕様の3Pプラグ(接地極付きプラグ)です
たまたまパソコン用の3Pプラグ延長コードを持っていたので使ってみました
φ2.0の溶接棒って案外電気食うのですね 知りませんでした(^_^;)
1~2秒で延長コードの内蔵ブレーカーが落ちました
溶接機のデジタルの数字は100です(最大200まであります)
たぶんですが1400w?位までの14A?位の過電流防止(ブレーカー)付きの延長コードです
火花が飛ぶと溶接機のファンの音が変わります 落ちる寸前なのかな? 変化が分かります
100Vだと電力が弱いのかな? それとも電流?を上げ過ぎて落ちるのかな?
素人なりに色々と試してみました
私の場合です デジタルの数字を100にすると1~2秒で延長コードのブレーカーが落ちます
溶接棒もくっついてしまいます
70とかに下げると火花がなかなか出ません
あっ 知ってました?
(いつも話がずれます)
アーク溶接する時って母材(溶接するもの)から溶接棒をほんの少し(数ミリ)浮かすそうです
だから火花が出るんだそうです(ホームセンターで説明聞きました 笑)
いわゆる接触不良の状態ですね 触れるか触れないかって感じです
完全に接触すると電気が通るのでくっついて火花は発生しません
間違ってたらすいません(笑)
私は知らずにベターっとくっつけて動かそうとしてました(笑)
話を元に戻します
デジタルの数字85ぐらいが良いようでした バチバチバチっと2~3秒溶接出来ました
それ以上続けると延長コードのブレーカーが落ちます
う~ん 困りました 難しいです (^_^;)
色々調べていくうちに太い溶接棒がより電気を食うことが分かりました
溶接棒の選び方
φ1.6の溶接棒を買えばよかった・・・後の祭りです
でもφ1.6では私の溶接したい鉄板(厚さ6mm)や単管パイプに付かないかもしれません
凄く重い物を支えている土台を補強したいのですが・・・(^_^;)
単管パイプを溶接するにはφ2.6ぐらいあればいいよとホームセンターの方が言ってました
φ2.0でブレーカーが落ちるのですが・・・(^_^;)
6mm厚の鉄の溶接・・・どうしよう・・・
溶接棒を選ぶ・使う場合は種類・太さにより変わると思います
自分の目的・持っている溶接機にあった物を購入しましょう
調べてみました
(詳しくはメーカー等で調べてね)
JIS Z 3211 溶接棒の種類
「イルミナイト系」「ライムチタニヤ系」「高セルローズ系」「高酸化チタン系」「低水素系」・・・等々 たくさんあり過ぎてよく分かりません (^_^;)
単管パイプを購入する時にホームセンターの方に聞いてみました(いつもお世話になります 笑)
「ドブメッキの単管パイプを溶接するならゼラードがおすすめ 今セール中だよ」
何それ?・・・ドブメッキ?(簡単に言うと溶融亜鉛メッキのこと)
ここで初めて材料によって選ぶ溶接棒が違うことを知りました
溶接の仕方にもアーク溶接や半自動溶接・TIG溶接等 色々ありますよね
知れば知るほど奥が深いです
他にもあります 簡単に説明しますね
一般的な鉄板を例に100V・200Vの溶接機の場合です
私の場合です
種類
低電圧軟鋼用溶接棒・・・薄い鉄板の溶接に適しています 100V溶接機に良いようです
一般軟鋼用溶接棒・・・薄い鉄板の溶接から厚板まで幅広く使えます
ステンレス 溶接棒・・・ステンレス同士を溶接する場合に使用します TIG溶接等
太さ
溶接棒が太くなるほど厚板に対応しますがその分電力を必要とします
※参考 SUZUKIDさんの溶接棒 スターロードB-1 低電圧軟鋼用 抜粋
緑色が私の環境です 溶接棒の種類にもよります
溶接棒の太さ | 電流の目安 | 溶接する板の厚さの目安 | |
1.2mm以下 | アーク溶接では薄いので穴が開いてしまいます 今回は割愛させて下さい(笑) | ||
1.4mm | 30A~60A | 1.2mm~3.0mm | |
1.6mm | 30A~60A | 1.2mm~3.0mm | |
2.0mm | 50A~90A | 2.0mm~4.0mm | |
2.5mm | 80A~120A | 私の溶接機100Vでは厳しそうです | 3.0mm~5.0mm |
3.2mm以上 | 100A~150A | 私の溶接機200Vでも厳しそうです | 4.0mm~6.0mm |
100Vで使うなら低電圧軟鋼用溶接棒を選ぶべきでした (^_^;)
私のは一般軟鋼用溶接棒φ2.0mm B-3でした
SUZUKIDさんのホームページで質問にもありました 以下抜粋です
“B-3は一般的な溶接機には使用可能ですが低電圧溶接機には使用できません”
6.0mm厚の板だと私の100V環境では厳しそうです 電気が足りそうもありません
そこで200Vにしたらどうだろう?
と考えました 200V対応溶接機です
購入したサイトを見てみると・・・アーク溶接はφ2.4mmまで・板厚は6mmまで対応
もしかするとギリギリ全てが解決するかも知れません
2.0mmの一般軟鋼用溶接棒も無駄にはならない・6.0mm厚の板も溶接できるかも ムフフ♪
実家には200Vの古いクーラーがついています ここから200Vの電気を取りたいと思います
延長コードなら電気工事士の免許がなくてもいいようです YouTubeでみました(笑)
早速延長コードがどのくらいの長さが必要なのか調べてみます
・・・? 200Vコンセントがありませんでした・・・??? (^_^;)
コンセントの代わりにアナログテスター見たいのが付いています
困りました 家の電気関連が古いようです (^_^;)
200Vのコンセント工事をお願いしないといけないようです
幸い電気工事士は知り合いに何名かいるので頼もうと思います
結果
アースが付いていないことが新たに分かりました (^_^;)
溶接するならアースがないと感電が怖いです
業者に頼むと一体いくらになることやら・・・(^_^;)
因みに知り合いには飲みにつれて行くことで交渉成立しています(笑)
アース棒を設置することになりました
ただ電気工事士の免許持っている友人も測る機械は持っていないとの事
(免許持ってるだけのペーパーだと言っています)
テスターで簡易測定しています・・・大丈夫かぁ?(^_^;)
※ 専門業者に頼んで下さい 感電や家が燃える場合があります
専用で200Vの電源も確保してもらうことにしました ここであることに気がつきます
私の溶接機の電源コードって100V仕様だけど・・・200V大丈夫かな?
200Vのケーブルと比べると明らかに細い・・・(^_^;)
この溶接機大丈夫かな 燃えたりしないよね?
ブレーカー30Aつけてもらったけど・・・さらに下げて20A仕様にしてもらうかな?
でもそれだとφ2.6やそれ以上の溶接棒使うと(私のは対応してませんでした)
すぐにブレーカーが落ちそうだし・・・
どうしよう(^_^;)
暫くは様子を見ながら使用することにしました 今ここです 止まっています(笑)
(^_^;) この顔文字 いったい何度使ったことやら・・・(^_^;)
半自動溶接はまだ試していません
セットすると置き場所取りそうなので・・・(笑)
ワイヤーがφ0.8なので今度薄い板で試してみます
溶接する環境は大丈夫ですか?
溶接する時の火花・・・直接見てはいけないと知ってはいましたが詳しいことは知りませんでした
目が日焼けするそうです めちゃくちゃ痛いそうです
飛んできた火花・・・服が焼けます 顔が焼けます 地面等周りが痛みます
鉄が溶けるくらいですからね
- 自動遮光溶接面・・・購入しました 下の関連記事参照して下さい
- 溶接用手袋・・・キャンプ用に溶接手袋持っていたのでそのまま使います
- 革の溶接エプロン・・・購入しました 下の関連記事参照して下さい
- 本格的なマスク・・・まだ購入していません これから購入する予定です
煙を吸い込むと肺がやられるそうです
地面を保護するスパッタシート等も購入しようと考えています
溶接する時は道具も環境も整えなければいけません 家の中・部屋では出来ません
近所の子供が道で遊んでいる傍でたとえ自分の庭でも溶接してはいけませんよね
子供がボールを取りに入ってきたりして溶接の火花で大けがでもしたら大変です
こんな具合に色々注意する点があります (^_^;)
試しに1秒くらい溶接してみました 正確には火花を飛ばしただけですが(笑)
段ボールを地面に敷いていたのですがスパッタ(飛び散る火花)一粒が跳ねて燃え穴が開きました
自宅での溶接
簡単そうですが結構ハードルが高いと思います
使用する電気関係も考える必要があると思います
セール時に飛びついて購入して後悔しないようにして下さい(私は後悔していませんが 笑)
よく考えて・よく調べてから溶接機を購入することを強くお勧めします
今度 半自動溶接を試して良かったなら私の購入した溶接機についても書こうと思います(笑)
ANDELI 溶接面 これ使っています
QeeLink 革の溶接エプロン DIYする時付けてます
QeeLink 耐熱グローブ 本革 これ欲しいです(笑)
TRUSCO(トラスコ) 牛床革手袋 コストパフォーマンスがいいですね
3M(スリーエム) 防じんマスク 8805-DS2 10枚 N95同等品
滅多に溶接することはないのでこれを買おうと思っています
溶接棒100Vで使用するなら低電圧用が良いと思います こちらは1.4φです
こちらは1.6φです
こちらは2.0φです 200V用にいいかもしれませんね
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