アルミクッカーのメスティン
色々な料理に使っているうちに色が変わってきますよね
使ううちに中がだんだんと黒ずみが出てくると思います
メンテナンスしてみましょう
※画像をクリック・タップすると拡大表示するようにしました
trangia(トランギア) メスティン TR-210 ラージメスティンTR-209
画像はラージメスティン 炊飯以外にパスタや蒸し料理など色々な料理を作っているうちに黒ずんでしまいました
なぜこうなったのか、どうすればいいのか 考えていきます
黒ずみの原因 手入れ
アルミは強酸性、強アルカリ性に弱いです
日本製のアルミ製鍋やクッカー(コッヘル)はアルマイトの加工がされていると思います
長い事使用していると傷や強酸性、強アルカリ性の食材で表面の酸化皮膜が薄くなりアルミの地が出てきてしまいます
黒ずみの原因
簡単に言うとがアルミの地が(メスティンは無垢です)水分と反応して水酸化アルミニウムを形成し、水分中のミネラルと化学反応して黒ずんで見えるようになります
こんなことがありました
厨房で空いた時間にパスタ3~4㎏をゆでるためアルミ鍋に大量の水を入れて沸かしていた時のこと
オーダーが止まらず1時間半ぐらいたったころ鍋には沸騰したお湯が半分以下になっていました
そのまま水を継ぎ足したのですが
この時、中性だった水が沸騰したお湯になったことで塩素分などが除去されミネラル分の濃度が高くなってアルカリ性になっていました そこに継ぎ足しで水を入れ再沸騰させるのですからさらにアルカリ性になります
時間もかかります パスタを茹で終わり洗ってみるとくっきりと灰色に黒く変色していました
アルミと反応して水酸化アルミニウムを形成し、化学反応で変色したのです
水酸化アルミニウム自体は体に無害なのでそのままにしていても問題はありません
が、ところどころ黒ずんでいるよりはやはり綺麗な状態の方がいいですよね
酸性度の高い食品で落としましょう
お酢の匂いが苦手なのでクエン酸を多く含むレモン(ポッカレモン)を使うことにしました
メスティンに水とポッカレモンを入れ沸かします
ポッカレモンは30回ほどふり様子を見ながらさらに足しました
10分程たつと黒ずみが落ちてきました 沸騰させてるだけです
最初と比べてみます
きれいになりました
数日でもほっとけば空気にて酸化被膜が出来ると思いますが気になる方は米のとぎ汁で被膜を作るといいと思います しかしアルマイトとは違いあまりもちません
私はメスティンの場合、米を炊くことによって被膜が出来るので特に何もしていないです(笑)
またアルミに重曹(アルカリ性)は禁物です
外でメスティンを2合炊飯してみましょう
被膜を作る場合はこちらも参考にどうぞ
外では風が吹いているときがあります そんな時はウインドスクリーン必須です
黒ずみを落としたので簡単にラージメスティンで被膜を作りがてらお米を2合炊いてみます
ウインドスクリーン
ウインドスクリーンにはサイズや枚数が色々あります
使う器具によって選びましょう
エスビットやロゴスのポケットストーブを使う場合です 他の器具を使う場合は臨機応変に
メスティンで1合炊飯する場合
EPIgas(イーピーアイ ガス) ウインドシールド ショートを使用
私はクリップを使っています これで風が吹いてパタパタするのを抑えています
正面は針金を下におろし固定しています
ラージメスティンで2合炊飯する場合
【ノーブランド品】 ウインドスクリーン 135mm×650mm 使用
それでは始めましょう
お米1合 180ml 水 200mlとします
お米2合なので水は400mlです 軽くお米をとぎ水をいれましょう
リベットの上付近が400mlになります 目安にして好みで微調整して下さい
40分程つけます(芯が残るのを防ぐ為です)
それではダイソー製固形燃料で炊いていきます 燃料は1年以上たっています (^_^;)
見ると少し小さくなっていました(笑)
この日は風が吹いているので様子を見ながら沸騰するのを待ちます
火力が落ちてきました 固形燃料を追加します
さらにもう一個追加すると同時に沸騰しました
計3個 今回は固形燃料を使用しました 後は放置です
火力が落ちてくるころ水分もなくなり良いにおいがしてきました
風の音がうるさくパチパチ音が聞こえませんでした
が、大丈夫です
火が消えて15分程蒸らすことでちゃんと炊けます 完成です
ロゴマーク
私の持っているメスティン TR-210はトランギアのロゴはフタにあります
ロゴは購入時期によって変わるようです 現在は取っ手のところ
見にくいですが私のメスティン TR-210には蓋に trangiaのロゴとMade in Sweden の文字が入っています
現在は蓋にはロゴはなく取っ手部分に変更されています
数年前購入の私のラージメスティンTR-209には残念ながらロゴは入っていないです
収納
メスティンは四角なので収納やスタッキングに便利です
エスビットを中に入れてみました 他にスプーン フォーク 米1合 ガスライター 固形燃料2個 ウインドスクリーンは蓋の上にのせています アイデア次第で色々収納出来ると思います
ラージメスティンは大きい分色々入ります ウインドスクリーンもそのまま入ります
小さな割り箸なら中に入ります 比べる為にTR-210と同じのを入れています
この他にもアルコールバーナーや小さなガスバーナー小さなOD缶など、使う燃料によって色々と収納するものを変えています
最後に炊く分のお米を計ったらフタに入れどの位置までくるのか、水の位置はこの辺などと
計量カップがなくてもだいたいの目星を付けておくといいと思います 私はそうしています(笑)
今回使用したウインドスクリーン EPI(イーピーアイ)
コストパフォーマンスに優れたノーブランド品
trangia(トランギア) メスティン
trangia(トランギア) メスティン レッドハンドル
エスビット
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