購入した新品の鉄のフライパン
貧血防止にいいと思って買っては見たものの使い方がよく分からない
目玉焼きを作ろうとすると玉子がくっついてしまい上手く焼けない
大丈夫 ちゃんと焼けるようになります
鉄の製品について説明しますね♪
画像はロゴスの10インチダッチオーブン ブラックポット化しましょう
空焼きとシーズニングについてです
※画像をクリック・タップすると拡大表示するようにしました
シーズニングに挑戦
昔ながらの鉄のフライパンなどは取り扱いにチョットだけ注意が必要です
鉄のフライパンは基本的にコーティングされていません
錆止め用に塗装がされています
なので空焼きが必要になります
※空焼きしてはいけない物もあります
薄い鉄板などはしないで下さい 変形します
空焼きとは
何も入れずに焼くので空焼きです(笑)
フライパンを火にかけて錆止め用の塗装を焼き切ります
鉄の製品には
- 特殊熱処理済みのもの
サビ止めの塗装がされていない為使い初めの空焼きの必要がないタイプ - サビ止めの塗装がされているもの
使い初めに空焼きの必要があるタイプ
このように色々あります
今回は錆止め塗装を焼き切る空焼きから始めます
シーズニングとは
空焼きしたらシーズニングしましょう
シーズニングには人それぞれのやり方がありますし、モノによっても違うと思います
説明書がある場合は従って下さい
シーズニングとは
油ならしととらえるとイメージしやすいと 思います
熱を加えて油を浸み込ませ野菜くずで炒めてフライパン等をなじませます
流れが分かったと思いますので私のシーズニング方法を紹介致しますね
それでは手順を紹介しますね
ここでは例に 南部鉄 ホットサンドメーカー F-416 を空焼きしていきます
鉄のフライパンでも一緒です
説明書には空焼きするようにとのことは書かれていませんでした でもやってみますよ(笑)
● 先ずは購入した物を軽くキッチン用洗剤で洗います
軽くで良いです神経質にならないでね どうせ焼き切るので(笑)
● そのまま火にかけます
換気には十分に注意して下さい
凄く煙が出るものや異臭がするものもあります
ここからが長いです サビ止めの塗装は簡単には焼き切れません
画像は業務用のコンロです 1時間ほど空焼きしていきます
(モノによっては2~3時間ほど ダッチオーブンなどふたを含めるともっとかかります)
ホットサンドメーカーの場合上下2つとも錆止め塗装を焼き切ります
なので2~3時間ほどかかっています
家庭用のコンロの場合もっと時間がかかるかもしれません
画像を見て分かるように塗装がはがれて浮いてきます
画像は及源さん(オイゲン)の南部鉄 ホットサンドメーカー F-416
さすが日本製 焼き切った後の色がとても綺麗です
安物スキレットなどモノによっては茶色にボロボロ塗料が剥げるものもあります
なかには空焼き不要 体に影響無い塗装と書かれている物もあります
が、ボロボロになったコーティングを見ると・・・
「こんなものが体内に少しずつ入ってくるなんて・・・子供には食べさせたくないな・・・」
と思ってしまいました はげたテフロン加工を想像すると分かりやすいと思います
焼き切ったら少し冷まします
特に鋳物は冷まして下さい 熱いまま水に付けると割れることがあります
● キッチン用洗剤で洗います
たわしを使って今度は綺麗に洗いましょう
鉄のフライパンは青い銀色に 鋳物は灰色に(たこ焼き器は茶色でした 笑)本来の色に戻ります
例:柄のところまで焼き切ったフライパン
左側(茶黒) 塗装の色
真ん中付近(青い銀色) 本来の色
右側(黒っぽい青銀色) シーズニング後の色
● 洗剤を使うのはここまでです
(次回シーズニングするまで基本使いません 汚れがひどいときは洗いましょう)
A 火にかけ残っている水分を飛ばします
B 熱いうちに油を塗り煙が出るまで暫く火にかけます
C その後熱いまま(鋳物は少し冷まして)、普通のたわしを使い水洗いします
この時点で油でコーティングされているので水を弾く筈です
さらに火にかけ水分を飛ばします
(ダッチオーブンなどの鋳物類はもう一度やりましょうBへ)
ここからは料理するときと一緒です
1 そのままフライパン(鋳物等々)から煙が出るまで待ちます
2 油をひきます
この時良い温度だと油がスーッと軽く伸びてくれます
(テフロン加工の様に卵を入れてもこびりつきません)
低い温度だとなかなか伸びません
(卵を入れるとくっつきます)
逆に温度が高すぎると油を入れた瞬間跡が付きます
(卵を入れると焦げつきます)
丁度いい温度を経験して覚えて下さい(笑)
大丈夫です すぐ慣れます
3 野菜くずを炒めてなじませます(料理する時も同じ手順です)
玉ねぎの余りくずを炒めています
香りの強い物を炒めると鉄の匂いが消えますよ
擦りつけます 良いにおいがしてきました
なじみました(料理完成)
4 少し冷まし、まだ熱いうちにたわしを使い水洗いし火にかけ水分を飛ばします
(火にかけない場合10分もすると錆びます そのくらい鉄は錆に弱いです)
油を表裏にぬります
シーズニング終了です(料理完了です)
お疲れ様でした♪
暫く使わないならオリーブオイルをひいておくと錆びません
私は毎日使う場合面倒くさいので油はひきません(片付け時)
普段使うとき(調理するとき)は1から4までです
(鉄のフライパンや鋳物を使ったことが無い方は最初戸惑うかもしれません)
水洗いだけって衛生上汚くない?と思うかもしれません
気にしないで下さい(笑) 毎日使いますので
煙が出るまで火にかけると大概の菌は死にますから(笑)
一応これでも調理師です(笑)
追伸です
もうちょっと詳しく書いておきますね(笑)
料理を作ったらお皿に盛りますよね
その後です 鉄のフライパンなら熱いまま水で洗い流します
※鋳物の場合は熱いままだと割れてしまいます 少し冷ましてから洗い流しましょう
少々の焦げ付きもたわしで擦ればあっと言う間に汚れは落ちます
油がコーティングしてくれているからです
水洗いしたらすぐに火にかけて水分を飛ばします
この時水滴をよ~く見てみると丸くコロコロ転がります
これも油がコーティングしてくれているからです
全て飛ぶ前に火を止めます 後は予熱で水分は飛んでくれます
コーティングは残ったままです♪
お店の場合は次の注文の料理に取り掛かります
大事なのは料理したらすぐに片付けることです
水に浸けて置いてご飯食べてその後にゆっくり休んでから後片付け・・・ダメ~(笑)
鉄のフライパンはすぐに錆びてしまいますよ~(^_^;)
油でコーティングしているので長時間煮込むカレーなどは別の鍋で対応して下さいね
シーズニングの頻度
シーズニングは1度っきりじゃないですよ
何度でもします なのでうまくいかなくても気にしないでください(笑)
フライパンや鋳物の表面がガサガサしてきたら焦げが付いてます
空焼きして焼き切ってしまいましょう
店の厨房などでは暇な時間に数日から1~2週間程度で焦げを焼き切ります(店によりけり)
洗剤で洗いましょう その都度シーズニングですね
人によっては数か月からそれこそ数年持つ場合もあります 私です 面倒なので(笑)
使う頻度によりますね
画像はロゴスの10インチダッチオーブンとイワタニのたこ焼プレートCB-P-T
イワタニ(Iwatani) たこ焼プレートですが現在はフッ素加工のアルミニウムです
鉄製ではないので空焼きは出来ませんのでご注意下さい
画像のCB-P-Tは鉄鋳物(焼付塗装)です
たこ焼きを面白いようにクルクル回すことが出来ます
フライパンはよく使うのですがダッチオーブンやたこ焼き器は年に数回しか使っていないです
またこの二つは空焼きにもの凄く時間がかかりました 二度とやりたくないです(笑)
それでも2~3回はシーズニングしています
錆びてしまったら
赤錆が出てしまったら金たわしを使って洗剤でよく洗いましょう
少々の錆ならすぐ落ちます
落ちなければペーパーなどで削り落として下さい
その後シーズニングすれば大丈夫です
ロゴス(LOGOS) SLダッチオーブン
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